「個人の利益目的の株式投資はやるなよ。社員と話が合わなくなるぞ」

僕が師匠からいただいた言葉の一つです。
経営者5年目の若造の僕には「経営者とは」を教えてくださる師匠や諸先輩(メンター)がいます。

こうやって今、生き延びられてるのも、事業成長させられているのも、メンターの皆さまが付いてくださっているから。
僕はメンターの皆さまから「薫陶(くんとう)」を受け、日々の業務に取り組んでいます。

メンターの皆さまの「金言」や「金経験」は非常に貴重で、世の中に若手経営者が増えたら良いのにと考えている僕からすると、一人でいただくには勿体ないので時折、「薫陶」という題名でブログ記事にさせていただければと思います。


昨夜、会社のメンバーと久しぶりに夜中まで飲んでいたのですが、その時、冒頭の言葉をいただいたことを共有しました。
※従業員、社員という言葉を僕は意図的に使わないようにしているので、以下メンバーと書いてます。


成長している企業の社長の権限はどんどん膨らみ何でも自由にできるようになる。
お金も人も自由度も上がってくる。
僕はその域までもちろん到達しておりませんが、冒頭の言葉は今からでも気をつけろという意味でいただいた言葉です。

「広告業というのは100円や1000円を追いかけ、そして利益率0.1%を気にする仕事。営業マンはそれを毎日おいかけている。経営トップが一晩で(個人的に)100万や200万円を金融で稼いだら、みんなと感覚もずれるし、話も合わなくなるぞ。」


もちろんお金を稼ぐことは悪いことではありませんし、頑張った人が評価される世の中は貴重だと思います。
「おまえは何屋なのか。何のために経営しているのか。」
そのポイントを忘れるなということなのでしょう。
何百億円の売上を計上されている会社の経営トップの気持ちはもちろんわかりませんが、少なくとも若造経営者には必要な感覚なのだと思います。

OCEAN'Sを創業した直後、今から4.5年前にいただいた言葉を今でも大切にしています。
経営者もメンバーの一員。
1円を追いかけ、1PVをクライアントさまにお返しする。
どんなに成長しても、その感覚をずっと忘れないように。
高い目線は持ちながら、いつでもみんなと目線をすぐに合わせられるように。

「感覚のずれ」というものは意識しないと必ず生じる。
無いからこそ得られる感覚と有るから失う感覚というものを理解しなければならない。


今日の一善:社の終電が無くなったメンバーを家に泊めた。


OCEAN'S
葛城 嘉紀