こんにちは。
ブログを一度更新した勢いでもう一つ更新を。
土曜日は静かに仕事ができる素晴らしい時間です。

この春から弊社も組織を少し変えて、新しい方にリーダーを受けていただきました。
「リーダーに対して何を求めますか?」「そもそもリーダーって何ですか?」という会話も彼ら彼女らとする機会も増えました。

以前のブログのエントリーにも書かせていただきましたが僕は「主語を『私』から『私たち』にできる人」がリーダーだと考えています。
リーダーは基本的にはチームやコミュニティなどの集団を正しい方向へ導いたり、前進させていく。
正しいの定義は非常に難しいのですが、ある目標を達成することやチームの快適さや心地よさを維持するということもあります。

ある集団を導いていくわけなので、主語が『私』だとチームメンバーのことを考えられない自己中心的な意思決定をしてしまうことがあります。
ある集団全体の主語である『私たち』を自分の第一人称にしないと正しく前進しない。

必ずしも個人成績がよい人がリーダーに向いているわけではありません。
いくら個人のパフォーマンスが良くても、チームのパフォーマンスを上げなければ意味がありません。
逆に、個人のパフォーマンスや能力がもう一つでも、「仕方ないよねー。助けてやるか」とメンバーが実力の足りないリーダーを助けようと思い、「チーム力」全体が一丸となりパフォーマンスが発揮できれば良いと考えます。
もちろん、圧倒的なカリスマ性と能力でチームを率いていくリーダーもいます。
要は「チーム力を上げて、ベストパフォーマンスを発揮する」ということが重要なのだなと思います。
野球の名監督も必ずしも名選手ではありませんし、名監督が全てのポジションを経験しているわけでもありません。
万能である必要はなく、万能にはなり得ない。

今回、リーダーをお願いした方も「経験豊富で全てできる人」ではなくて、「チーム力を上げてくれるであろう人」でした。
豊富な知識とキャリアがある人ではなく、不格好でも下手くそでもいいので、チームを前進させられる人がリーダーです。
そのアプローチ方法は様々です。
「カリスマ性で引っ張るリーダー」「経験とキャリアで引っ張るリーダー」「スキルはないけど、皆を思いやるフェアなリーダー」「みんなに助けたいと思わせるリーダー」「いじられて調和を保つリーダー」など。

正解はなく、自分のパーソナリティと強み、環境と関係者に合わせて変化させるのだと思います。
なので、素晴らしいリーダーを真似ることは重要ですが、それは別人・別環境なのでコピーする必要はありません。
リーダーシップの本をいくら読破しても、それだけでは答えは出ない。
結局、自分用にカスタマイズしなければならない。


リーダーシップは難しい。
変数が多いから。
そして、自分自身を深く理解しないといけないから。

でも、根本的にはチーム力を上げられる人。
主語を『私たち』にできる人なのだと思います。
とはいえ、僕も理解できていないのですが。


今日の一善:会社のトイレのあがっている便座を下げた。