おはようございます。
2021年も半分が終わり、今年もコロナ一色で終わってしまうのかと思うと悲しくなります。
ワクチン接種がすすんでおり、高齢者の方を中心に感染率が抑えられているというニュースを聞けたのが救いです。
健康にかえられるものないと思いますので、皆さんの安全・健康が守られることを心より願っています。

さて、会社を経営していると「カルチャーフィット」という言葉を意識します。
弊社の採用のシーンにおいても入社を検討くださる方が自社のカルチャーとフィットするのか、面接官も強く意識しながらコミュニケーションしています。
多くの企業は「自社と合う人かどうか」を見極めようとしています。

企業のカルチャーというのは正解がなく、少し大雑把な表現ですが「とにかく短期で稼ごう。成長成長。何年以内にIPO。」もその企業のカルチャーでしょうし、「無理せず100年企業を目指す」というのもカルチャーでしょう。
両方正解で、働く人は自分に会った会社を選ぶのだと思います。
企業のカルチャーとは「価値観」に近いと思います。


一方で、会社における「倫理観」というのはまた別の所にあると思います。
例えば、誰かを攻撃する・陰口を言う・常習的な遅刻などは「価値観」ではなく「倫理観」の問題となってきます。
経営者は「価値観」と「倫理観」を混同してはいけないと思います。

よくあるケースが入社した会社のカルチャー(価値観)が自分に合わなかった。
自分の上司の価値観が自分と違った。
だから悪口を言う(倫理観)。
これは全くもって論点がズレています。

逆のケースもあり。
新しく入ってくれたメンバーが倫理的な問題は一切無いのに価値観が合わないので、会社がそのメンバーに対して攻撃的な措置をとる。
これも論点がズレています。

企業のカルチャーフィットの問題と、倫理観(善と悪)の問題を混同してはならない。
前者は人それぞれ好みがあると思いますが、後者はそれではすまされない。
人と好みがあわない(価値観)からといって、人を攻撃する(倫理観)のは駄目ですね。
最近、若い後輩経営者の方からそういう相談を受けたので書いてみました。
経営者はカルチャー(価値観)つくりの前に、メンバーと共に倫理観の再確認をしたいものです。


今日の一善:息子と愛犬のツーショット写真を撮影した。