Nadia株式会社 代表取締役社長CEO。
プロのレシピサイト「Nadia」、料理家及び料理研究家のマネジメント「Nadia Management」を運営しています。
アマチュアキックボクサー。ゴールドジム。食と料理と格闘技をこよなく愛する経営者です。

■Nadia
「写真がきれい」「つくりやすい」「美味しい」3拍子揃ったお料理や「食」「料理」に関する記事を配信しています。
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■Nadia Management
料理家、料理研究家、料理教室講師、管理栄養士が所属しています。
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2019年02月

こんにちは。
ブログを一度更新した勢いでもう一つ更新を。
土曜日は静かに仕事ができる素晴らしい時間です。

この春から弊社も組織を少し変えて、新しい方にリーダーを受けていただきました。
「リーダーに対して何を求めますか?」「そもそもリーダーって何ですか?」という会話も彼ら彼女らとする機会も増えました。

以前のブログのエントリーにも書かせていただきましたが僕は「主語を『私』から『私たち』にできる人」がリーダーだと考えています。
リーダーは基本的にはチームやコミュニティなどの集団を正しい方向へ導いたり、前進させていく。
正しいの定義は非常に難しいのですが、ある目標を達成することやチームの快適さや心地よさを維持するということもあります。

ある集団を導いていくわけなので、主語が『私』だとチームメンバーのことを考えられない自己中心的な意思決定をしてしまうことがあります。
ある集団全体の主語である『私たち』を自分の第一人称にしないと正しく前進しない。

必ずしも個人成績がよい人がリーダーに向いているわけではありません。
いくら個人のパフォーマンスが良くても、チームのパフォーマンスを上げなければ意味がありません。
逆に、個人のパフォーマンスや能力がもう一つでも、「仕方ないよねー。助けてやるか」とメンバーが実力の足りないリーダーを助けようと思い、「チーム力」全体が一丸となりパフォーマンスが発揮できれば良いと考えます。
もちろん、圧倒的なカリスマ性と能力でチームを率いていくリーダーもいます。
要は「チーム力を上げて、ベストパフォーマンスを発揮する」ということが重要なのだなと思います。
野球の名監督も必ずしも名選手ではありませんし、名監督が全てのポジションを経験しているわけでもありません。
万能である必要はなく、万能にはなり得ない。

今回、リーダーをお願いした方も「経験豊富で全てできる人」ではなくて、「チーム力を上げてくれるであろう人」でした。
豊富な知識とキャリアがある人ではなく、不格好でも下手くそでもいいので、チームを前進させられる人がリーダーです。
そのアプローチ方法は様々です。
「カリスマ性で引っ張るリーダー」「経験とキャリアで引っ張るリーダー」「スキルはないけど、皆を思いやるフェアなリーダー」「みんなに助けたいと思わせるリーダー」「いじられて調和を保つリーダー」など。

正解はなく、自分のパーソナリティと強み、環境と関係者に合わせて変化させるのだと思います。
なので、素晴らしいリーダーを真似ることは重要ですが、それは別人・別環境なのでコピーする必要はありません。
リーダーシップの本をいくら読破しても、それだけでは答えは出ない。
結局、自分用にカスタマイズしなければならない。


リーダーシップは難しい。
変数が多いから。
そして、自分自身を深く理解しないといけないから。

でも、根本的にはチーム力を上げられる人。
主語を『私たち』にできる人なのだと思います。
とはいえ、僕も理解できていないのですが。


今日の一善:会社のトイレのあがっている便座を下げた。




















こんにちは。
かなり更新期間があいてしまいました。
今年初のブログとなります。
今年も仕事にトレーニングに邁進いたします。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


さて、弊社では毎週月曜日に全体会議というものを実施しており、全社員(30名ほど)の皆さんに対して経営トップの考えを話しています。
経営の話、メディア戦略の話、プライベートな話などなど、多岐に渡っておりますが。

今週は僕がリクルート時代に受けた360度サーベイの話をしました。
リクルートには他者から自分を評価してもらう制度がたくさんありまして、新入社員1年生が全ての先輩方から良いところと悪いところのご指摘を受けるJDP、JDPのリーダー版のLDP、360サーベイ、上長がクライアントさまの元へ訪問し、「うちの営業マンはちゃんと仕事してますか?」とアンケートを取りに行くクライアントアンケート(正式な名前は忘れました)などがあります。
(今もあるのかな?)

特にJDPは結構激しくて、1人の新入社員1年生に対して2,30人の先輩が順番に弱点を指摘するというものです。(もちろん良いところも言います)
僕はリクルートは中途入社でしたので、経験していませんが知る限り90%以上の新入社員1年生が涙を流していました。
かなり激しいので、絶対に受けたくないと思っていました。

で、僕はというとリーダーになる20代後半に360度サーベイを経験したのです。
今でこそ年も重ね、図太くなってきましたが、当時はもっと繊細で。
360度サーベイを受けなさいよと通知が来たときに非常に嫌な気持ちになったことを覚えています。
案の定、たくさんのご指摘をいただきました。
(良いことも書いていただきましたが、それはそれで。)

「暑い、寒い、疲れた、などは言わない方がいいですよ....」
「いつも難しい顔をして、オフィスを歩いています...話しかけにくいです」

この2つは結構グサりと来ました。
周りのモチベーションを下げるので止めてくださいということだと認識しました。
上長からの対面の指摘ではなく、メンバーからの匿名の指摘なので結構辛いです。
自分でも気付いてないことがたくさん。
「えー、そんな弱みあるの!?」みたいな。
でも世論がそう言うならそうなのだろう、これじゃ成長はないなと思いまして少しずつ改善する努力をはじめたのです。
自分の弱みなんてそんなものかもしれません。


今週の弊社の全体会議で「昔こんな感じの指摘を受けまして...反省しました」とメッセージし、人からの指摘を受け入れるのは大切なのだなということをお伝えしました。
自分で言うのは結構勇気も必要だったのですが。


10年以上経ち、少しマシになっているのなら、人は「気付く」→「変わりたいと強く想う」→「変わりはじめる」→「習慣化する」ことができると思います。
耳をふさぐことは安易ですが、それではいつまで経っても同じステージにいることになるでしょう。

人生の要諦は「自分の意識を変革させ続けることなのである」と最近は認識しています。
自分が変わるのが最も容易であるから。
日々是勉強です。


今日の一善:コンビニのレジの店員さんに目を見て「ありがとうございます。」と伝えた。









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