Nadia株式会社 代表取締役社長CEO。
プロのレシピサイト「Nadia」、料理家及び料理研究家のマネジメント「Nadia Management」を運営しています。
アマチュアキックボクサー。ゴールドジム。食と料理と格闘技をこよなく愛する経営者です。

■Nadia
「写真がきれい」「つくりやすい」「美味しい」3拍子揃ったお料理や「食」「料理」に関する記事を配信しています。
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■Nadia Management
料理家、料理研究家、料理教室講師、管理栄養士が所属しています。
https://nadia-artists.com/

2018年10月

先週末は弊社のエンジニアKの結婚披露宴に参列しました。
弊社を卒業したメンバーもいて、テーブルでワイワイ楽しかったです。
今年は、主賓で祝辞を述べさせていただくことも何回かあり、社会人としての襟を正さねばと改めて強く思っていた矢先に、初めての乾杯の挨拶で緊張しまくっていた弊社CTOのOの祝辞には神が降臨しました。

「口から心臓出そうです。」
「めちゃ緊張してます。」

挨拶前にテーブルの横でブツブツと。
3年目の編集部のTにも「Oさん、がんばってください!」と励まされている。
ふとOの手を見ると小刻みに震えているではないか。
ハイパーエンジニアでも挨拶は別物か。。

私の祝辞が終わり、新婦側の祝辞も終わり、さてOの挨拶。
お辞儀をしたところ、、

IMG_1057

「ガリガリガリガリ!!!!!」

眼鏡のフレームがマイクを擦った!!
会場大爆笑!
この出来事でOはリラックスできたのか、無事に素敵な挨拶を終えました。
メンバーの結婚のお祝いもいいものですね。


さて、前置きが長くなりましたが。
弊社もメンバーが増えてきて、徐々に若手に権限移譲をしている段階であると以前ブログにも書きました。
20代の部長が誕生したり、組織が若返りをしている中、若手メンバーから「リーダーやミドルマネジメントに必要な素養って何ですか?」と質問されることが多くなりました。
つまり、経営者としてはどういうミドルマネジメントが必要ですか?という質問でもあると思います。

・主語を『私』ではなく『私たち』にできる人
・「正しい人」「フェアな人」

と回答しています。

僕もサラリーマン時代が6年くらいありまして、よく見た光景なのですが、メンバークラスが会社に不満があり、組織の悪口を言う場合があります。
メンバーの言うことに対して同調したり、促したりするミドルマネジメント層を見かけますがこれはNGです。
「俺は君のことわかってるよ、悪いのは組織だよね」これは最もスキルの低いミドルマネジメントがやる行為です。
ネガティブな意見に同調するのは人の心の隙間に入り込む最も簡単な方法であり、そして何も生み出さない。
こういうミドルマネジメントは経営層や上司に組織改善を上申することもないので、メンバーの不満は永遠に解消されない。
メンバーへの人気取りを重視し、上司との摩擦を避ける。
つまり、主語が「自分」になっており、主語が「組織」になっていない。

一方で、スキルの高いミドルマネジメントはメンバーの不満に対して「会社はこう考えてるんだよ。理解する努力をしてみたら?それでも不満があるなら俺から上に伝えるから少し待ってて。」と回答する。
そして、そのミドルマネジメントは経営層に対して本当に耳の痛いことを提言してくる。
上司との摩擦を覚悟して。
組織全体のことを考えたら、経営方針に間違いがあれば直すべきであると。
その際に経営層は傾聴しなければならず、ミドルマネジメントとじっくり向き合う必要がある。
そして、その結果をミドルマネジメントはメンバーにフィードバックする。

僕自身も耳の痛いことを提言され、ミドルマネジメントと一時的に険悪になったことがあります。
しかし、経営者と若いメンバーでは目線が合うわけがないので、傾聴しなければならない。
経営者は一番真剣だし、リスクも背負っている自負が強いため、なかなかそれに気づけない。

『「傾聴」って言葉知ってますか?』

それをはじめて言ってきたのが、冒頭で紹介したCTOのOだったのです。


「ガリガリガリガリ!!!」


って音をならした時に爆笑できるのも、以前より少しは「傾聴」できるようになったからかもしれません。
経営トップはそういうミドルマネジメントやリーダーを求めています。
そういうメンバーが集まる組織が強くないわけがありません。


今日の一善:朝のラッシュで豪快にぶつかられたが、笑顔で対応した。


涼しくなってきましたね。
個人的には暑いのも寒いのも強いのでどちらでも大丈夫です。笑

さて、弊社は「食」を中心に事業展開しており、『「食」で人と人をつなぐ』というミッションを掲げて事業運営しておりますが、僕がもう一つ掲げているミッションがあります。
それは、「世界一自己実現できる会社へ」です。
「自己実現」とは「なりたい自分になる」ということです。
マズローが提唱している5つの欲求の最上位ランクなのですが、人生の最終目標であると考えます。
もちろん人によって「なりたい自分」というのは様々なので、自己実現を人に押しつけることはできません。

OCEAN'Sに関わる料理家さん、クライアントさま、パートナー会社さま、社員、全てのステークホルダーがOCEAN'Sと関わったから「なりたい自分になれた」という状況を創り出したい。
それが「世界一自己実現できる会社へ」です。
そんな会社をつくるのが僕の自己実現です。(ややこしい)

たとえば、NadiaもNadia ManagementもNadia Food Academyも「料理を仕事にしたい。」「料理で自己表現したい。」という料理家さんの自己実現応援サービスですし、組織作りに関しても社員のみんなが「どうやったら仕事が楽しいか。心地よいか。」を追求しています。
※こちらはまだまだ完全ではありませんが。

「OCEAN'Sの社員の皆さんは、本当に良い人たちばかりですね!」と最近社員のみんな自身から言われることが非常に多いのです。
それに関して、経営ボードメンバーは非常に努力してくれていますし、抑えるべきポイントである「経営理念」「採用」「人事制度」の3つのポイントについてはメンバーでかなり研鑽しています。
※機会があれば「経営理念」「採用」「人事制度」についても言及したいと思います。


そして、「自己実現」を成し遂げるために重要なのは「人に理解してもらえること。人に協力してもらえること。人に覚悟してもらえること。」だと考えます。
それができれば、世界は大きく変わっていくだろうと思います。
経営者の場合、そういうメンバーがいてくれた場合、会社はまったく次元の違うものへと変化していく。
友人関係でもそういう友人がいてくれるだけで、人生は華やいだものになる。


そういう環境で働きたいよ!という方。
お待ちしています。
僕らの考えや大切にしていること、そして群雄割拠のレシピ料理業界でNadiaが成長し続け愛されている理由をお伝えします^^


今日の一善:帰宅時のタクシー、かなり眠かったが話しかけてきた運転手さんと頑張って会話した。お一人でされている仕事なので仕方ない。












10月1日より株式会社OCEAN'Sも新体制に入りました。
2019年の新卒入社の内定式も行い、新しい仲間も迎え入れました。
特に、新CTOと新営業部長が誕生したことにより、会社の体制も雰囲気もガラッと変わった気がしています。

若手メンバーは特にそうなのかもしれませんが、やはり裁量や権限があるとやる気がでますよね。
「自分はリーダーなんだ」って四方八方いい回る必要はないかもしれませんが、強く想って欲しいと思います。
SNSでの発信なんかもいいと思います。

会社というのは経営トップが最後に意思決定するでしょうが、現場で当事者意識を高め、メンバーがやりたいことをどんどんやってもらった方が良い。
誰かに「あれやれ」「これやれ」って言われるより、自分のやりたいを最大化させることが組織には必要だと思います。
世の中には色んなモチベーションマネジメント理論がありますが、『自身でハンドリングしている感覚を如何にたくさんつくりだすか』が重要だと思います。
みんなどんどんやりたいことをやって欲しい。
新CTO、新部長、そしてそれに続くリーダー候補たちにも是非とも大暴れしてもらいたいと思います。
それこそが「自己実現」。




そして、そんな想いに共感してくれる仲間も絶賛募集中です!笑




今日の一善:電車でおばあさんに座席を譲った。基本的だけど大切なこと。






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