Nadia株式会社 代表取締役社長CEO。
プロのレシピサイト「Nadia」、料理家及び料理研究家のマネジメント「Nadia Management」を運営しています。
アマチュアキックボクサー。ゴールドジム。食と料理と格闘技をこよなく愛する経営者です。

■Nadia
「写真がきれい」「つくりやすい」「美味しい」3拍子揃ったお料理や「食」「料理」に関する記事を配信しています。
https://oceans-nadia.com/

■Nadia Management
料理家、料理研究家、料理教室講師、管理栄養士が所属しています。
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2018年07月

最近眼鏡を愛用しています。(PCやスマホのライトをカットするもの。)
先日、僕の眼鏡のネジがとれてしまいまして。
ある眼鏡店でネジをとめてもらったのですが、「おいくらですか?」と尋ねると「無料です」とのこと。
無料なのにもかかわらず、非常に丁寧な接客をしていただきました。

先日、この眼鏡を作ってもらったときも「視力検査」「眼圧チェック」「乱視の検査」「夜間の見え方検査」「車を運転するための検査」などなど、およそ3,40分も検査をしていただきました。
冷たい珈琲はきっちりでてくるし、店内もクーラーがきいており非常に快適。
「あれ?眼鏡屋さんってこんな感じだっけ?」と約何年ぶりかに眼鏡を作った僕は驚いてしまいました。
そりゃ、このまま買ってしまうわ。。

昨日、たまたまテレビでメガネスーパーのV字回復の理由という番組を観た。
近年、眼鏡の値段が下がってきて、深刻な赤字が続いていた同社は敢えて高額商品を取り扱い、丁寧な検査やマッサージなどのリラクゼーションなども提供していると。
顧客の目の検査にも約1時間ほどかけて丁寧に接客し、最終的に10万前後の眼鏡の購入にいたる方もいるとのこと。
メガネスーパーで売れる眼鏡の平均価格は約38,000円とけっこう高額。
付帯業務を提供することで売上アップにつなげているのだとか。
また、老人ホームへの出張販売で販売数も広げている。

JINSも「眼鏡は目が悪い人だけがかけるものじゃない」という発想から生まれた「JINS PC」、「モノを見るのではなく、自分を見る」という自身の集中力などが分かる「JINS MEME」。
社長の田中さんのステレオタイプではない発想から生まれた商品が企業成長に大きく寄与したと伺ったことがあります。

「どうすれば売れるんだろう」と、24時間ずっと考えているから思いつくであろう企業の強みやアイデア。
普通に生きていたら、上述のような発想にならない。
田中さんにも「好きなことやった方が良いよ!」とアドバイスいただいた過去があったので、最近の一連のできごとは非常にリアリティがあり、強く実感しました。

僕らの事業である「食」に関してもそうかもしれません。
「普通の考え」をしているようではイノベーションは起きない。
誰もやってない、誰も発想していないことにこそ強みがある。
あそこがやってるから、うちもやろうってだけでは先はない。


思考に思考し、大胆に実行した人だけが見ることができる世界というものがあるのだろうと、ふと。
眼鏡のことを考えていたら、色んなことが見えてきた気がする。

今日の一善:営業リーダーにランチをご馳走した。





近頃、1週間に1冊程度本を読んでいます。
日本マクドナルドの創業者藤田田さんの言葉をあれこれ探しています。
先日テレビで藤田さんの特集をたまたま見まして、日本に異なる文化(ハンバーガー)を流行らせたなんて凄い!と思ってあれこれ文献を見ています。
僕が非常に共感した言葉がありまして。

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努力×時間の法則、一日24時間。成功はいかなる人にも平等に与えられた、この24時間にどれだけ努力するかにかかっている。人生に満塁ホームランはない。ゴロやバントを狙え。人間の頭の中身など、もともと大差などない。最後はいつも本人の「努力×時間」。
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上述の「努力×時間」という言葉。
かけた時間だけ、人は成長するのだなと。
一流のスポーツ選手の練習量がハンパないように、ビジネスマンもまったく同じなのだと。
雨の日も風の日も努力を続けるしかないのだと。

僕には優秀な頭脳や特別な技術がないので普通の人の何倍も努力するしかない。
大阪から東京に出てきたときに、なんとかメロン大学出身者さんや慶応出身の弁護士さんと友達になった。
話をしてても「見てきた世界が違う!知識の量が違う!」「根本的に頭の構造が違う!」と、かなり差を感じたのを覚えています。
はじめて帰国子女の人と出会い、映画の世界!?と思えるほどの英語力に衝撃も受けました。(ジャングリッシュって何!)
そんな中、38歳になって改めて「人間の頭の中身など、もともと大差などない」という言葉には救われます。

自分の経営は、あまりレバレッジを効かせるようなスタイルをとっておらず、地道に事業やメディアを創っています。
「君の場合はサービスや会社を大きくする前に、まず経営者としての器を大きくせよ」というアドバイスを受けてのことですが。

事業というのは階段を駆け上がるだけでなく、踊り場にも遭遇します。
良いときも悪い時もあります。
成長もしますが停滞もします。
結構大変なときもあります。
それでもモチベーションを維持しながら、事業に邁進します。

頭の良さやキャリアはもうどうしようもないので、事業を成功させるドライバーが「時間×努力」というのならフェアだなと。
そう思うわけです。

ずっと事業のこと考えてたら、そりゃ少しずつでも前進していくはずです。
その執念やギリギリ感がアイデアを生み出す。
主体者は、そこに勝機があるのならばやるしかないでしょう。



今日の一善:久しぶりに妻とゆっくり晩ご飯を食べた。

このたび、ブログのタイトルを変えました。
弊社のミッションステートメントである【「食」で人と人をつなぐ】に。

人の幸せってなんだろうって暗い部屋で1人考えてしまいます。
あ、別に暗い話じゃないんですけどね。
20代の頃はあまり考えもしなかったのですが、30代も後半になるとそういうことを考えてしまうのです。
以前も触れましたが、僕はそこに一つ考えがありまして。
人の幸せは所属するコミュニティの「数」と「質」で決まるというのが今日現在の持論です。
「数」といっても多ければいいというわけではなく、最適な数です。
家族、会社、学生時代の友達、趣味の友達。
大体みなさん3~7コミュニティくらいですかね?

所属しているコミュニティが少ないとインスパイアされるものも少ないし、逃げ場もない。
多すぎると疲れてしまう。
人は(ある程度)たくさんの人とコミュニティ形成することで幸せを感じると思います。
それが「数」です。

でも「質」は大事です。
人の善し悪しではなく、気の合う人や価値観の合う人、尊敬できる人、楽な人、志を共にする人とじゃないと一緒に居ることができません。
ギスギスしているコミュニティに居ては幸せを感じることはできません。
それが「質」です。

どのコミュニティにも必要なものこそ「食」だと思います。
朝食は家族ととりますし、記念日には家族で料理をしますし、仲良くなりたい人は食事に誘います。
同じ釜の飯を食うと志が一致します。
1回目のデートだって99%食事じゃないでしょうか。
ボーリングだけ一緒にして解散!ってないでしょう。(あったらごめんなさい)
「食」はすべての人をつなぐことができるもの、というわけです。
家で食事をしてもいいし、外食もいいと思います。
でも孤食はあまりよくないです。

なんで「食」やってるんですか?って聞かれることも多くて、きっかけは色々あるのですが、「なぜここまで食をやり続けてるのですか?」と聞かれると上述のように答えます。
人が「食」によってつながっていくことが好きだからということです。
「食」で人と人をつなぐというミッションを持っているからこそ、NadiaやEatreat、Our Tableをやっているのです。

ちょっと長々と書いてしまったのですが、上記ミッションに共感する皆さん、OCEAN'Sにジョインしませんか!(そこか!真の目的は!)
Nadiaも月間300万以上の人に見られるまでに成長し、サイトもいくつかリリースし、社員のみんなの数も増えてくると、仲間が必要となってきます。
正直、経営トップである僕自身がやり方を知らないことも多い。
僕は営業と事業企画が会社員時代のメインキャリアなので、苦手なこともたくさんあります。
ミッションを元に、アプローチ方法はお任せすることも多くなるかもしれませんが、一緒に事業成長を加速させてくれる仲間を募集しています。
よろしければ是非ともお話ししましょう!
以下にコーポレートサイトに掲載しているミッションを書いておきます。


【ミッション】
「食」で人と人をつなぐ

家族、学生時代の仲間、職場の仲間、趣味の仲間。
世の中にはたくさんのコミュニティがあります。
最適な数のコミュニティに参加していて、そしてコミュニティの質は高い方がいい。
多すぎても疲れちゃうかもしれないし、少なすぎても寂しい。
そして気の合う仲間や尊敬できる仲間と過ごす方がいい。

あらゆるコミュニティで人がつながることができるのが「食」。
一緒に食べたり、飲んだり、料理すると人と人は仲良くなれる。
誰かと話をするとき必ず「食」が中心になる。
コミュニケーションするには食べる時間を共にするのが一番いい。

「いただきます」や「ごちそうさま」の意味を通して子どもたちも成長し、
社会とつながっていくことができる。

一緒に食べることで人はつながる。
一緒に食べることで人は成長する。
そんな場所や時間や機会を全世界に広めたい。
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ということで、お待ちしてます!

■OCEAN'S採用ページ
https://www.oceans-corp.co.jp/careers/



今日の一善:若手社員と立ち食い蕎麦「そばよし」を一緒に並んで食べた。

















































三連休最終日です。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
サザエさん症候群になっていないでしょうか。

僕はというと三連休でいつもより少し時間があったので、昔読んで感銘を受けた本をいくつか読んでみることにしました。
20代の時に悩んで人から進められた本や、経営者として歩み出した時に誰かのSNSで流れてきた本など。「これは」と思った本だけは残しているのです。
そして今回は「絶妙な聞き方の技術」という本を読み返しました。
なんだか書店にたくさん並んでそうな、ありきたりなことが書いていそうな本ですが、結構友人に勧めたのです。
(以前のブログエントリーでも軽く触れてますがご愛敬)


「先日、僕タイに行ったんですけどね、、」。
と、相手が話し始めた時にちゃんと相手のタイの話を聞こうとしていますか?と言った内容なのです。

「タイか~、今暑そうだなぁ」
「あ、俺も先月行ったな、タイ。楽しかったな~!」

って、思ってませんか?と。
それは結局相手の話を聞いているのではなく、自分の話を聞いているということなのです。

「彼はタイに行ったのか、何をしたんだろうか?」
「彼が今自分にタイの話をしてくるということは何か理由なり想いがあるのだろうか?」

って、思わないといけませんよ、と。
自分が話しはじめていつの間にか相手に会話を取られているなんてことはないでしょうか。
それは意識の中でも会話を奪うことはできるのです。
「なぜこの人はこのタイミングで自分にこういうことを言うのだろう」ということを心の底から理解することができれば、相手との関係性も大きく変わるはずでし、自分も成長できるはずです。
僕も知らず知らずで会話泥棒しているので改めないといけません。
そして、僕が注目したいのは「なぜこの人はこのタイミングで自分にこういうことを言うのだろう」です。
これはなかなか難しい。


僕には経営の師匠やメンターが何名か側にいてくださり、いつもアドバイスやお話をしてくださいます。
何度も食事をしたり、お話をしていると新しい話だけでなく何回も同じ話がでてきます。
たとえば、「会社は人だ。採用が大事」と。
ある方がいつも言います。
多分100回くらい聞きました。

まったく別のシチュエーションである社員が「私何回も同じ話する人嫌いなんです」ということを言ってまして、「ふむふむ、なるほど確かに」と思ったこともあります。
まぁ僕は100回、いや200回くらい同じ話をきいていることがあるなとも思いましたが。

ある時、会社組織の作り方で困難にぶち当たります。
徐々に会社が大きくなる中で、色んな年代の色んな価値観の人も働いてくれるようになります。
会社のエンジンが大きくなる一方で、ハンドリングは難しくなってくるわけです。
悩んだ僕はまたメンターの方に相談するわけです、素晴らしい答えを期待して。
その時にもらった答えは「会社は人だ。採用が大事」という回答でした。
僕は「ハッ!」としまして。
201回目(多分)にして気づいたのです。

結局、同じ話でも自分が低いステージに居るときの聞こえ方と、1ステージ上がったときの聞こえ方が違うわけなのです。
その状況下にならないと絶対に気づけないのです。
今まで気づけなかったことと、1ステージ上がったのかなという喜びと、自分が分かってないからメンターが201回付き合ってくださったことに感謝しました。


人の話を聞くということは本当に大切なことですね。
聞きすぎてブレても駄目なんでしょうけど、一回は受け止めて向き合うことが大事ですね。
僕も修行中なので、自戒のブログなんですが。

26歳のときに「お前は人の話を聞かないから、何やってもアカンねん」と実の兄に言われた一言が強烈すぎて、ふらふらとした足取りで入った本屋さんでたまたま手に取った本がこの本です。

人の話を聞くというのは怖いです。
何言われるのだろうって思いますし。
ついつい自分の方に想いを巡らせてしまいますし。
相手の真の気持ちを理解するのは難しいし。

でも、本当の意味での聞くことができたらたくさんのことができるようになるのかなと思います。
見たこともない自分にも出会えるんじゃないかって思います。

【絶妙な聞き方の技術】
https://www.amazon.co.jp/%E7%B5%B6%E5%A6%99%E3%81%AA%E3%80%8C%E8%81%9E%E3%81%8D%E6%96%B9%E3%80%8D%E3%81%AE%E6%8A%80%E8%A1%93-%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9-%E5%AE%87%E9%83%BD%E5%87%BA-%E9%9B%85%E5%B7%B3/dp/4756910203


今日の一善:新しくジムに入会した会員さんに気さくに話しかけた。









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