Nadia株式会社 代表取締役社長CEO。
プロのレシピサイト「Nadia」、料理家及び料理研究家のマネジメント「Nadia Management」を運営しています。
アマチュアキックボクサー。ゴールドジム。食と料理と格闘技をこよなく愛する経営者です。

■Nadia
「写真がきれい」「つくりやすい」「美味しい」3拍子揃ったお料理や「食」「料理」に関する記事を配信しています。
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■Nadia Management
料理家、料理研究家、料理教室講師、管理栄養士が所属しています。
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2017年07月

本日は土曜日でしたのでNadia Artist Academy。
第4回目は僕の担当授業で、料理業界でのお仕事のいただき方の手法とブランディングについて講義しました。
40分もオーバーしてしまい、しゃべり過ぎました。
ご迷惑をおかけしました。


さて、ちょっと前になるんですが、少し年上の経営者の仲間Kさんとランチをしていたときのお話が非常に印象的だったので書いてみたいと思います。
Kさんは大きな会社の2代目で、先代から引き継いだ事業を更に飛躍させているやり手の経営者なのですが、Kさんは「感謝することを非常に意識している」とおっしゃっていました。

「社員の方は自分が採用した人ではない。最初から自分についてきてくれている人ではない。」
「そんな自分に対して社長として接してくれているのだから感謝している。」
「自分には能力はない。ありがたい。」

とのことでした。

僕はその話を聞いて以来、「感謝」とは何かをぐるぐる考えています。
普通に考えたら「あぁ、感謝でしょ?わかってますよ」なんて言葉が誰からも返ってきそうなのですが。
母親が「ご先祖さまに感謝をしなさい」と昔からよく言ってたのですが、同じく「あぁ、してるよ」って思ってました。

2年くらい前から、少し良いことがあると身近な先祖の顔を思い浮かべて「ありがとうございます。」と心の中でつぶやくことにしています。
最近は少し頑張って、朝起きたら大阪方面に向かって(僕は大阪出身なので)思い出せる先祖の顔を思い浮かべて手をあわせて一礼するようにしています。
僕は宗教に入っているわけではありませんし、お化けや超能力、占いなども全く信用していないのですが。
しかし、続けているとなんだか最近「感謝」というものが分かってきた気がします。


感謝というのは「今持っているもの」「今の満たされていること」に意識を向けること。
ありがたいと思うこと。
ないものを「欲しい、欲しい」と思うのではなく、「こんなに持ってる。」と思うこと。
それに対して「ありがとう」と言うこと。

今僕らが持っているものはもしかしたら明日失うかもしれない。
大切な人も去って行くかもしれない。
大失敗をして一夜にして名誉も失うかもしれない。
財産も失うかもしれない。
だから、今あるものに対して意識を向けることが重要なのかもしれません。
「ありがとう」という言葉と共に。

亡くなったばあさんはもうここにはいません。
10年前の若さもありません。
横で細かく指導してくれる方がいなくなるかもしれません。
今あるものは当たり前にあるものじゃありません。


現状に満足して前進しないという意味ではなく、「感謝」は昨日までに意味を与え、明日からの希望を作り出すということです。

Kさんも色々な想いを持って会社を経営されているのだなと思ったわけです。
後日「感謝」と書いた毛筆の画像がLINEで送られてきました。。


たまには立ち止まって、自分の持っているものを一つ一つ数えて、ありがとうと伝えてみるのもいいかもしれません。



今日の一善:自分が行かない社員のみんなの飲み会にカンパした。










三連休最終日、皆さまお休みを満喫されてますでしょうか。
日曜日の夜や連休最後の夜は何となく色んなことを冷静に考えられるものです。
そういう時こそ、精神統一できたり次の戦略を考えたりすると割といい答えが浮かびます。
振り返りもいいかもしれません。

先日、友人より「今ちょっとスランプで・・・」という相談を受けました。
その友人の仕事の話なのですが、色んな事象が重なって、事実困難な局面にあります。
他の仲間は自分たちの立場でアドバイスするなど、仲間の協力姿勢などピンチの時ほど色んなモノが見えてきます。
そんな時だからこそ「今何をするか」を考えるのが吉でしょう。

僕も起業時に何もかも上手くいかなくて、「悪いことは避けられないので、耐えてください」って占いをやってる友人にアドバイスをもらいました。笑
ただ、耐えるだけでいいのか?
よく分かりませんが。
でも悪いことは必ずやってきます。
困難は必ず誰にでも平等にやってきます。


「花の咲かない冬の日は、下へ下へと太い根を伸ばせ」
本日読んだ本に書いてあった言葉。
そして、これが本日仲間に贈りたい言葉です。

売上が上がらないとき。
商品がうまくつくれないとき。
自分に不運が続いてるとき。(すごい状態・・)

誰にでもそんなタイミングはあります。
でも、そんな時期だからこそ花を咲かそうとするのではなく、根っこを伸ばす。
普段やってないことを実践するとき。
基礎力を磨くとき。

久しぶりの仲間に会ってアドバイスをもらったり、普段避けてる人に敢えて会いに行ったり。
根っこという自分の鍛錬に使うタイミングなのかも知れません。

困難こそが自己の成長の元となる。
必ず乗り越えられる。
そして成長できる。

大切なのは逃げないこと。
そのタイミングを利用してやること。


今日の一善:友達の子どもをずっと抱っこし続けた。




















先日設立記念日を迎えまして、OCEAN'Sは5周年を迎えました。
事業年度で言えば6期目となります。

5年も経つと経営スタイルも大きく変わってきまして。
突然ですが、今僕が意識しているのは「徳川家康」。

歴史にそんなに詳しくない僕で、解釈もいろいろあると思いますが。
ある時に気づいたんですが、歴史的に見ても短気な人や感情的な人は最初に姿を消しているんじゃないかと。
「殺してしまえホトトギス」の織田信長は天下統一できず。
「鳴かせてみようホトトギス」の豊臣秀吉は2代。
「鳴くまで待とうホトトギス」の徳川家康は15代。

勿論、スタイルの問題だけで天下統一できたわけじゃないでしょうが。
以前のブログでも感情的になると駄目だ、みたいなことを書きましたが、本当に思うわけです。

ちょっと前、僕は焦っていたり感情的になっていたりすると「肩に力が入っている」ことに気づいたのです。
自分の中では大発見でした。笑
イラッとしたら、すごい怒り肩に。
よく気づいたもんだ。。

肩の力を意識的に抜くと落ち着きます。
そして肩をぐるぐると回すと冷静になります。
精神状態が安定し、待てます。
皆さんも何か癖があるんじゃないでしょうか?探してみてください。やる気スイッチみたいなもんです。

「待つ」という言葉。
「MATSU」。

時勢を待つ。
時の声を待つ。

駄目なときは何をやっても駄目ですね。
良いこともあれば悪いこともある。
しかし、良いことも続かないけど、悪いことも続かない。
時の声がかかるまで待てばいいのです。


リーダーシップでもそうですね。
社員の成長を待ちます。
彼、彼女に結果が出るのを信じて待ちます。
勿論本人に執念があることが前提なので、意識が足りなければ指摘しますが。
結果が成功体験となり、自身の成長となります。
即効性を求めて、手取り足取り指導しない。

待つのは相当な忍耐力が必要です。
すぐ口出ししたくなるし、事実してしまうこともあります。
寛容な心と共に強靱な精神も求められるので。
是非とも肩の力を抜きましょう。

待つ。
時を待つ。
その間に準備をする。
機会を常にうかがう。


年を重ねると、経験を重ねると人間の性格は少しずつ変わるものですね。
待つことなんて1ミリもいいなんて思わなかったのに。

まだ見ぬ自分も待ちたいと思います。


今日の一善:悩んでいる友達がいたので毎朝LINEで近況を聞いている。


















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