Nadia株式会社 代表取締役社長CEO。
プロのレシピサイト「Nadia」、料理家及び料理研究家のマネジメント「Nadia Management」を運営しています。
アマチュアキックボクサー。ゴールドジム。食と料理と格闘技をこよなく愛する経営者です。

■Nadia
「写真がきれい」「つくりやすい」「美味しい」3拍子揃ったお料理や「食」「料理」に関する記事を配信しています。
https://oceans-nadia.com/

■Nadia Management
料理家、料理研究家、料理教室講師、管理栄養士が所属しています。
https://nadia-artists.com/

2016年04月

昨日は株式会社OCEAN'Sのマネジメントセクション「Nadia Artists」に所属する栁川かおりの出版記念パーティーでした。
僕のブログをご覧くださる方は料理関係以外の方も多いので料理家の紹介と本の紹介を少し。

■栁川かおり「Every Table」 料理家でありながら二児の母、現役医師の栁川かおり。
その食卓は、働きながらもゆったりとていねいに暮らす感覚を教えてくれる。
1つていねいに作って、あとは作りおきや食卓に並べるだけの買いおきがあれば、すてきなテーブルが完成します。
そのちょっとしたスタイリング術や、時間のすごしかた、ついいいね! をしたくなる写真の撮りかたをお見せしましょう。 もちろん、ベストオブナディア2015を受賞した「写真がきれい・作りやすい・美味しい」No.1レシピは、人気のものを厳選してご紹介。
実際に今家庭で作られているという“実証済み"のレシピです。 頑張りすぎなくても毎回充実した食卓を作っている彼女自身の実証記録のテーブルたちが、ページをめくるごとに楽しい1冊。 人気のパンやフレンチトーストなどは丁寧にポイントつきで解説します。

Part1モーニングテーブル
Part2ディナーテーブル
Part3私のとっておきの作りおき




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この本の出版の構想は昨年の秋ごろ。
僕らは日頃から所属の料理家を出版社さんやメディアさんにプロモーションをかけています。
出版社さんやメディアさんは常に新しい「料理家」と「企画」を求めており、弊社の料理家マネージャーはそれを繋ぐ役目。
所属料理家の個性や考えをきちんと理解し、提案を続けています。
今回お仕事をご一緒させていただいた「主婦の友社」さん。
しっかりとしたお料理の本をキチンと丁寧に作ってくださいます。
そして担当のNさんが作りたい本の適任者が栁川かおりでした。

世界感、コンセプト、リリース日、そして読者の顔。 すべてを深く議論し、たくさんの方々のご協力を得て出版を実現させました。 更に、僕らの仕事は出版までじゃない。出版してから。 メディアへのPR、イベント、Nadiaでの露出。ありとあらゆる手段で本のPRをかけていきます。


昨日はそのうちの1つ、出版記念パーティーを実施してきたのです。

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こちらは・・・二子玉川の蔦屋家電。 初めて伺いましたが、おしゃれ!きれい! 栁川かおりの空気感に合わせて弊社マネージャーの菊池が場所選びから全てをイベントをプロデュース。
事前準備などもかなり大がかりなモノで、当日数えてみたら弊社スタッフは7名参加していました。 参加者も方も本当に多くて。 みんな笑顔で。 栁川かおり本人も楽しそうで。 お料理って本当に人を幸せにするんだなと改めて確信しました。

料理家さんにとって、自分の名前で料理本を出版するというのは本当に大切なこと。 その夢を少しでも実現させるために、OCEAN'Sは何ができるのか。 日々あれこれ議論しながら、時には喧嘩しながら・・業務を遂行しています。 「お料理」と「ビジネス」はなかなかリンクしないので、その部分を繋げるのが僕らなのかな。 もっとたくさんの料理家さんの出版のお手伝いをしたいと考えています。 今回の、Every Tableが素敵なのはまちがいない。

担当マネージャー菊池の秘話はこちら。https://oceans-nadia.com/special_sites/every_table/sub/the_making_of_every_table/making_3

2,3月のキックボクシングの追い込みも終わり、少しゆっくりとした時間を過ごしています。
ゆとりの時間で仕事、仕事、仕事と目の前のことだけに邁進するだけでなく、半歩先のことも考えるようにしています。
仕事もスポーツや趣味もメリハリが大事で、結果的に経営という重度の精神労働を安定させてくれるのだと考えています。
減量が明けてお客さまとの会食が毎日のように続いている中、1つ嬉しいことがありました。
お取引先の社長さんが弊社の経営理念である「経営の五業」を紙に印刷し、持ち歩いてくださっていました。
何百年も続き、何百億もの売上を上げている会社の経営トップが弊社の理念を鞄に入れて持ち歩いてくださっていることに非常に驚きながらも、そして大変嬉しく思ったわけです。
僕らは小さなベンチャー企業ですが、1つの会社として大切に接してくださっていること。 それに対して僕らは絶対に答えないといけないことを再確認しました。

そしてその会社の社員さんに教えていただいた記事が印象的だったのでお知らせします。 http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20150218/277694/?ST=smart
僕はこの記事を見つけたときに「あぁ、今のままでいいんだ」と安心と平穏を手に入れた気がしました。

----------------------------- 【以下引用】

2012年に東京で開かれた国際通貨基金(IMF)・世界銀行の年次総会。そこで私は、発展途上国を中心とする各国の財務大臣や中央銀行総裁を連れて東京見物に出掛ける機会に恵まれた。私は鉄道好きなので、自動車から見る風景だけではつまらないだろうと、大臣ら8人ほどを連れて、山の手線に乗って有楽町に行き、地下鉄丸の内線のホームも案内した。すると、その中の一人がこう言った。 「アジアで勢いがあるのは中国だと聞いていたので、東京ではなく北京にばかり行っていた。この機会に初めて日本を訪問し、心底、驚いている。景気が悪いと聞いていたのでさぞ暗い国かと思いきや、現実は全く違う。空気はきれいだしゴミも落ちていない。交通の秩序もあり、電車に乗る人はきちんと降りる人が出てくるのを待っている。こんなにいい国は見たことがない」 日本の国としてのクオリティーは、グローバルの視点から見ても非常に高い水準にある。何も、欧米諸国の考え方をそのまま受け入れる必要などない。日本は日本独自の発想で、経済を動かしていけばいいのだ。 そのためにも、社会の最も重要な経済ユニットである会社を、正しく評価できる指標を作るべきだろう。ROC(return on company)とでも言おうか。株主資本主義で重視されているのはROEだが、株主の視点だけでは不十分だ。従業員への貢献度を見るなら、給料や福利厚生、教育なども考慮すべきだろう。顧客なら製品やサービスの安全性、取引先なら取引価格といった具合に、すべての社中に対して貢献できているかどうかを表せる指標が要る。

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グローバル企業に対して競争力を持つことは必要だけど、何もシリコンバレーの真似などをする必要はない。 日本には日本の戦い方があり、日本の定義での「善い会社」というものがあるはず。

会社は誰のためのもの?

それは、そこで働く社員でしょう。 株主や提供サービスも勿論大事だけど、提供してる人の存在や価値が非常に重要だと思います。
そして社員がクライアントに、パートナー会社に、一般消費者に想いを伝えていき、文化を創造していくわけなので。 OCEAN'Sはそういう会社であり続けたい。

OCEAN'S 葛城 嘉紀

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