「自分が変ると世界が変わる」 そんな言葉をよく考えます。
人間関係の話しなのですが仕事でも、友達でも、家族でもどんなシチュエーションでも。
職場の仲間と上手くいかない、友達と上手くいかない、そんな時相手を変えようとするのではなく自分自身が変らなければならないと思うことがよくあります。
仕事が上手くいってないとき、下を向いて歩いていました。

むしゃくしゃするとき、眉間にシワを寄せてました。 でもそんなことしてたら誰も話しかけてくれないし、相談にも来てくれない。
新規事業を一からやりたいとリクルートに転職したのですが、しばらくして既存事業(ルート営業)へ異動となりました。
「俺、これやるためにここに来たんじゃない」って何回も思いました。
その時の上司の皆様にもそんなことを漏らしていました。
やっている事業領域が興味のあるモノではない、なんでこれやらないといけない? そう思っているからどこか身が入らない。

今から思うと大変お恥ずかしいのですが、毎日そう思っていた時期がありました。
ある時、上司のNさんに「何も考えずにおもいっきりどっぷり浸かってみてはどうだろう?」と提案を受けました。 一緒に働いている方々は素敵だったので、騙されたと思ってどっぷり浸かると徐々に仕事が楽しくなり、世界が変りだした。
事業領域が変ったわけでもなく、周りの環境が変ったわけでもなく、単純に自分の考え方が変っただけ。
結局、会社のせいにしていただけだった。

社長になってからもそう。 「なんでこうやって仕事ができないのだろうか??」 「自分の考えた戦略通りに動けばいいのに」 そういう思いに陥ることもある。
でもそれはリーダーとして自分の戦略や考えを押しつけているだけで、メンバーのみんなの環境やバックグラウンド、スキル、バイオリズム、想いは考慮されていない。
相手に動いてもらいたいけど、動いてもらえない。
相手に変って欲しい。
そういう時は自分が変らなければならないのだろう。
リーダー自身の伝え方や態度を変えなければならないのだろう。
自分を変えることができなければジョブホップして職業を変えても、採用するメンバーを変えても、付き合う友達を変えても、結局問題は解決されないのだろう。
「自分が変れば世界が変わる。」 見える世界が変わる。
それは「他責」ではなく「自責」というものの考え方。
「自責」で物事を考えられることが全てをポジティブにする。

「自責」=「ポジティブ」 「他責」=「ネガティブ」 そうなんじゃないか。
「自責」で物事を考えることが人生を更に彩り良くするんじゃないか。


株式会社OCEAN'S 葛城 嘉紀