OCEAN'S代表取締役社長CEO。
プロのレシピサイト「Nadia」、料理家及び料理研究家のマネジメント「Nadia Management」を運営してます。アマチュアキックボクサー。ゴールドジム。食と料理と格闘技をこよなく愛する経営者です。

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2015年08月

新卒一年目の仕事というのは非常に思い出深く、そして後の社会人人生にとって大きな意味があると思います。
あれだけ意味のある経験というのは二年目以降はパタリとなくなるんじゃないかと思うくらい。
経営者一年目もまた感慨深く、そして後の経営者人生に大きな影響を与えるのだと思います。
今回は新卒一年目の仕事を振り返る機会があったのでその話を。

僕は新卒でソニーミュージックエンタテインメントという会社に入社し、様々なアーティストをラジオ局にプロモーションしていたのです。
一年目の僕は東北地方を担当しており、数ヶ月に一回東北新幹線に乗って福島→宮城→秋田と移動。 秋田まで行くと新幹線はバックし戻ります。
山形へ行くには仙山線で山の隙間を電車で移動しました。
各県にあるテレビ局とラジオ局を回って担当しているアーティストのプロモーション活動をするのです。
何百枚も紙袋にCDを入れて。
※CDが出来上がる前の白版と呼ばれるデザインも何もされていないCDRみたいなものを持って歩いています。

各県で今だから言えるおもしろ話やハプニングは満載なのですが、今回は宮城県仙台のお話を。
僕がその時プロモーション担当していた「H」というアーティスト。
当時僕は彼らを東北地方において認知度を上げる仕事をしており、ラジオのゲストブッキングや新聞社への取材依頼などが主な業務です。
デビュー以来勢いに乗っていたものの、東北においては「これから」という状態。
その中で決まったZEPP仙台でのワンマンライブ。
ZEPP仙台のキャパシティは1500くらいで果たして満員になるのか・・・という状況で組まれたライブ。
アーティスト本人もマネジメント事務所もレコード会社もイベント会社も一丸となってPRしないと・・という状況。 GIPという仙台では大手の音楽イベント会社があります。
音楽イベント会社はイベンターと呼ばれ、主にライブの動員や宣伝、当日の仕切りを行っています。
ここで登場するのがGIPのSさん。
Sさんが初めて担当するライブもこの「H」というアーティストでした。
「葛城さん、難しいかもしれないけど絶対に満席にしようね。お互い初めてだけど。」 と2歳年上のSさんは穏やかだけど強く言ってました。

レコード会社は色んなメディアを使ってライブの宣伝と新曲プロモーションを通してアーティストの宣伝を。
イベンターさんも広告などあらゆる手段でPR・集客を。 朝から夜まであれやこれや素人なりに仕事をしていくのです。
「満席の観客の前でアーティストにライブをしてもらいたい」 という想いは全員非常に強く持っていました。
アーティストの力と輝きがほとんどの理由だけど、、僕らの努力も少しは貢献できたのかどうか、、、結果ZEPP仙台は超満員。
大きな歓声の中ではじまったオープニング曲。
その曲に答えるように沸き上がる客席。
何とも言葉にならない感覚に包み込まれるのです。
僕はあの日2階席の一番奥に居て、オープニング曲がはじまってたくさんのスポットライトが客席に当たったとき、そして満員の熱狂しているお客さんを見たときに「これが仕事なんだ・・・」と思ったのを覚えています。
ふと横を見ると、Sさんは(身長190以上あるんですが)ハイタッチのポジショニングをしていました。
でけー!と思いながらも。 「葛城さん、やったね~!」 って。
正直今となっては、1年目のレコード会社のプロモーターの力でこの手の仕事には貢献できてないはずなんです。
アーティストの力や会社の力が大きな要因なので。 でも、やりきったと思えること、それが結果になったって思えることが非常に大事なんだと思うのです。

僕はその時の感動や感覚が忘れられないから、また料理の業界でマネジメントをやっているのだと思います。 マネジメント担当ってヒットの瞬間に立ち会いたいんです。
ビギナー時代に積み重ねたことが、35歳になった今、ようやく役に立っているのだと思います。
なんでこんな話をいきなりって? それはこの前SさんがOCEAN'Sのオフィスに訪ねてきてくださり、約10年ぶり
にお会いしたからです。
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美味しそうに冷やし担々麺食べてます。笑
Sさん、またいつか良い仕事しましょう!

株式会社OCEAN'S 葛城 嘉紀

「守破離(しゅはり)」という言葉を知っていますか?

■Wikipedia
日本での茶道、武道、芸術等における師弟関係のあり方の一つ。日本において左記の文化が発展、進化してきた創造的な過程のベースとなっている思想でもある。 まずは師匠に言われたこと、型を「守る」ところから修行が始まる。その後、その型を自分と照らし合わせて研究することにより、自分に合った、より良いと思われる型をつくることにより既存の型を「破る」。最終的には師匠の型、そして自分自身が造り出した型の上に立脚した個人は、自分自身と技についてよく理解しているため、型から自由になり、型から「離れ」て自在になることができる。


この言葉すごいなと思うのです。
最初はみんな素人で、師匠のやってきたことを学び守る。
でもいつかはそれだけじゃ駄目で、自分なりの色も出さないと成長もない。
そして最後に独り立ちし、自身が師匠になる。
「つべこべ言わずに年長者の意見を聞いてやりなさいよ」 「人の指示を待っているだけじゃなくて、自分の頭で考えなさいよ」 「いつまでも誰かに頼らずに、独り立ちしなさいよ」 全部入ってる言葉なんです。

たった「守破離」という3文字で表現している。
先日、キックボクシングのトレーナーさんが言ってた言葉で、「本当に強くなる人は、まず素直に僕の言うことを聞いてくれる人です。
誰だって人から指示されるのはイヤなので。
基本的なジャブの打ち方、キックの出し方を学んだ後に自分の体格や考えに合わせて変えられる人が試合で勝ちます。でもなかなかそれが難しい。笑」と。
先日のエントリーでも似たようなことを書かせていただきましたが、空手をやってた自負があり大変お恥ずかしながら意気揚々とキックボクシングをスタートさせました。

「あー、葛城さん、そのパンチの打ち方は空手打ちで100%の力で拳を突いてますね?駄目ですね。。キックボクシングは肩の力を抜いてパンチが当たる瞬間だけ握ってください。肩の力を抜いて骨盤でパンチ打ってください。じゃないと当たんないですよ。過去は一旦忘れましょう。」

そういや練習前に「骨盤歩き」という基礎トレーニングを毎回やるな・・・ 僕はこの「骨盤歩き」というトレーニング、何故やるのかわからなかったのです。
なんとなくサンドバッグ殴ったり、スパーリングの方がレベル上がってそうだし、何より楽しいし。。
でもこの「骨盤歩き」が鋭いパンチを作る効果的な練習法らしいのです。
それをきちんとやり続けないと成長はない。
ただ、それだけで終わっちゃ駄目で、自分の体格やファイトスタイルに合わせて、いつかは「破」のフェーズに行かなければならないのです。
トレーナーさんは「ちゃんと教えたこと聞いてくださっていればすぐ成長しますよ!」と爽やかに笑っていました。

仕事においての「守破離」も意識したいものです。
今までのキャリアを元に自分に問いかけ続けたいです。


『あなたがやってきた「守」は何ですか?』
1人でもいいのですが、師匠と呼べる人はいますか?
師匠にちゃんと教わりましたか?
それを守っていますか?
それを継続させていますか?
「型」を作ることから逃げていませんか?


『あなたは主体的に「破」を行いましたか?』
師匠と違ったやり方はできますか?
あなただけができることは?
主体的に動いていますか?
指示を待っていませんか?


『あなたは「離」を常に意識していますか?』
いつまでも誰かに頼っていませんか?
全部被弾することを恐れていませんか?
自分の人生を楽しんでいますか?
自分を犠牲にしてでも誰かに幸せを与えることができますか?
難しいことだからこそ、毎晩唱える。
頭に染みこませる。


株式会社OCEAN'S 葛城 嘉紀

先日「うちの嫁の料理が美味くなった。
Nadiaを見てから明らかに変った」という話を聞きました。
「Nadiaを見て作ったか、そうじゃないかすぐに分かる」とも。
そして「これ、どの料理家さんのレシピ?」って聞くそうです。

この話、すごく嬉しかったのです。
「僕らってちゃんと食卓に貢献できてるやん!」って。
いや、たまに不安になるんですよ。笑 Nadiaってまだまだ小さなサービスだし、知らない人もたくさんいますが、使ってくれているユーザーにはきちんと価値を返すことが出来ていると思えたんですね。
「あれ?料理上手くなった?」って旦那さんと奥さんの会話が増えたり、 「週末はパパの美味しいごはんを家族で!」って女の子とお父さんの会話が増えたり、 「好きな子できたの?」ってお母さんと娘の会話がたくさんの家庭で生まれたり、 そんな「家族の会話」を増やすことができるサービスでありたいと思っています。

ここ最近で一番嬉しかった話。 Nadiaがこういうサービスを展開できているのも料理家さんのおかげでして。 Nadiaにレシピを投稿くださっている料理家さんのレシピが「美味しい」から。
実際僕は料理ができませんが、Nadiaの通りに作った料理をホームパーティーで振る舞えばみんな僕が料理が上手いと勘違い?してくれるのです。笑

スタッフも「ナディア クオリティ」というものを強く意識しています。
誰でもレシピを投稿していただけるわけではないのです。
現在1週間に10から15名程度レシピ投稿会員にご応募いただくのですが、通過率は10%以下!? 0~1人くらいです。
「初心者でもつくれる美味しい料理のレシピ」をたくさん提供したいからこそのポリシー。
レシピは何年も読まれ、そして洗練され磨かれていくんです。
ずっと伝えられていくのです。

素敵なレシピをたくさん届ける。
もっともっとたくさんの食卓を少し特別にする旅はまだまだはじまったばかり。

株式会社OCEAN'S 葛城 嘉紀

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