2/9のピピッとサンデーは砂古玉緒さん。
7年のイギリス生活から大阪に最近戻ってこられた。
砂古さんは英国菓子研究家。
デリシャスキッチンのコーナーはお料理とレシピを紹介するので、お菓子のレシピを紹介するのはどうなるんだろうと僕も少し不安があった。
特に、クッキーとなると工程も少ないので。 時期的にバレンタインということもあり、お菓子をデリシャスキッチンで紹介してもいいんじゃないかと考えていた。
ラジオのリスナーは必ずしも料理が好きというわけじゃないし、やはり季節ものやイベントものには目がないはず。
そう思って出演いただいた。
大阪の砂古さんと事前に何回かメールでの打ち合わせなどを行い、イギリスのバレンタインやイギリスお菓子のストーリーを沢山教えていただいた。
その一部がこちら。
イギリスのバレンタインは、かなり違っています。 大きく違うのは、日本のように女性から男性へ思いを伝える日ではなく、男性が女性に思いを伝え感謝の気持ちを表すというところです。また若い人達が盛り上がる日本ですが、イギリスでは夫婦やカップルでというのが中心です。 また贈り物は、チョコレートもありますが 最も多いのはお花。それも赤いバラ!A bouquet of red roses日持ちしない生ものなのでバレンタイン当日に買うことになります。なのでこの日は、仕事帰りの男性で ニュースエージェント(駅などの新聞販売店)やスーパー、ガソリンスタンドのお花コーナー、もちろん花屋!がラッシュとなるのです!! プレゼント1位のお花に次いで、チョコレート、ジュエリーや書籍などと続くそうです。 イギリスのバレンタインは、多くは夫が妻にお花を贈る日。 イギリスのバレンタインは大人の愛の日なのです。 おまけとして、イギリスや欧米にホワイトデーというものもありません。これは日本ならではのもの。お返しの発想がないこともあると思います。 イギリスでは、お花やチョコレートをもらった女性たちは男性に返さなくていいのですね~。今年のバレンタインデーは イギリス式で行きましょう~!
へ~!! と、PCの前で唸ってしまった。
国によって文化も習慣も違うのは理解しているけど全然違う。
でも紳士の国、イギリスらしい。
ラジオ出演の前にオフィスにもご来社いただき、イギリスのバレンタインの話を生で伺う。
「葛城さん、イギリスでは男性から送るんですよ!」 「そして女性は返さなくていいのですよ!」 そうでしたよね。笑
イギリス人に生まれ変わったら僕もそうすることにします、などと考えながら談笑していました。
そしてピピッとサンデー出演当日。
放送作家さんとの打ち合わせでも砂古さんはイギリスのバレンタインについて語る。
「イギリスではバレンタインは男性から女性に渡すのですよ」 「そして女性は返さなくていいんです!」 「葛城さん、待ってます!」 なんてメンバーにも言われながら。
ついつい僕も「砂古さんその話100万回聞きました。笑」 と冗談めいて返しました。
そして放送はMEGUMIさんとLiLiCoさんと圭大郎さん。
いつものように弄られながらもイギリス菓子のルーツやオーツの話を砂古さんより伺う。
オーツは、スコットランドの特産品で、厳しい北部のスコットランドでは昔小麦が取れずオーツでお腹を満たしていたことから今でも多用されているらしい。
そして「イギリスのバレンタインは男性から渡すから~」がはじまりスタジオ内は盛り上がる。
食とその国の文化は非常に密接に関わっており、ルーツやストーリーを聞くだけで入り込んでしまう。
素敵な食の話と共に生放送が終了した。
僕はいつものように料理家さんとメンバーを出口まで送った。
しかし、忘れ物に気付いた。
「あ、すいません。僕忘れ物しました。取りに戻るので先にお帰りください。ここからは大丈夫ですね?」
「はい、大丈夫です。あ、葛城さんこれ、バレンタインなんでチョコレートを」
「え?イギリス式は男性から女性じゃないのですか??笑」
「今日は日本式のバレンタインです。笑 スタッフのみなさんと召し上がってください。」
そんな一瞬の粋な配慮にポカンとしてしまいました。
料理家さんというのは、食を絡めながらなんてユーモラスでストーリーのある行動や言葉を生み出すのか。
非常に面白い後味を覚えたのは言うまでも無かった。
株式会社OCEAN'S 葛城 嘉紀
7年のイギリス生活から大阪に最近戻ってこられた。
砂古さんは英国菓子研究家。
デリシャスキッチンのコーナーはお料理とレシピを紹介するので、お菓子のレシピを紹介するのはどうなるんだろうと僕も少し不安があった。
特に、クッキーとなると工程も少ないので。 時期的にバレンタインということもあり、お菓子をデリシャスキッチンで紹介してもいいんじゃないかと考えていた。
ラジオのリスナーは必ずしも料理が好きというわけじゃないし、やはり季節ものやイベントものには目がないはず。
そう思って出演いただいた。
大阪の砂古さんと事前に何回かメールでの打ち合わせなどを行い、イギリスのバレンタインやイギリスお菓子のストーリーを沢山教えていただいた。
その一部がこちら。
イギリスのバレンタインは、かなり違っています。 大きく違うのは、日本のように女性から男性へ思いを伝える日ではなく、男性が女性に思いを伝え感謝の気持ちを表すというところです。また若い人達が盛り上がる日本ですが、イギリスでは夫婦やカップルでというのが中心です。 また贈り物は、チョコレートもありますが 最も多いのはお花。それも赤いバラ!A bouquet of red roses日持ちしない生ものなのでバレンタイン当日に買うことになります。なのでこの日は、仕事帰りの男性で ニュースエージェント(駅などの新聞販売店)やスーパー、ガソリンスタンドのお花コーナー、もちろん花屋!がラッシュとなるのです!! プレゼント1位のお花に次いで、チョコレート、ジュエリーや書籍などと続くそうです。 イギリスのバレンタインは、多くは夫が妻にお花を贈る日。 イギリスのバレンタインは大人の愛の日なのです。 おまけとして、イギリスや欧米にホワイトデーというものもありません。これは日本ならではのもの。お返しの発想がないこともあると思います。 イギリスでは、お花やチョコレートをもらった女性たちは男性に返さなくていいのですね~。今年のバレンタインデーは イギリス式で行きましょう~!
へ~!! と、PCの前で唸ってしまった。
国によって文化も習慣も違うのは理解しているけど全然違う。
でも紳士の国、イギリスらしい。
ラジオ出演の前にオフィスにもご来社いただき、イギリスのバレンタインの話を生で伺う。
「葛城さん、イギリスでは男性から送るんですよ!」 「そして女性は返さなくていいのですよ!」 そうでしたよね。笑
イギリス人に生まれ変わったら僕もそうすることにします、などと考えながら談笑していました。
そしてピピッとサンデー出演当日。
放送作家さんとの打ち合わせでも砂古さんはイギリスのバレンタインについて語る。
「イギリスではバレンタインは男性から女性に渡すのですよ」 「そして女性は返さなくていいんです!」 「葛城さん、待ってます!」 なんてメンバーにも言われながら。
ついつい僕も「砂古さんその話100万回聞きました。笑」 と冗談めいて返しました。
そして放送はMEGUMIさんとLiLiCoさんと圭大郎さん。
いつものように弄られながらもイギリス菓子のルーツやオーツの話を砂古さんより伺う。
オーツは、スコットランドの特産品で、厳しい北部のスコットランドでは昔小麦が取れずオーツでお腹を満たしていたことから今でも多用されているらしい。
そして「イギリスのバレンタインは男性から渡すから~」がはじまりスタジオ内は盛り上がる。
食とその国の文化は非常に密接に関わっており、ルーツやストーリーを聞くだけで入り込んでしまう。
素敵な食の話と共に生放送が終了した。
僕はいつものように料理家さんとメンバーを出口まで送った。
しかし、忘れ物に気付いた。
「あ、すいません。僕忘れ物しました。取りに戻るので先にお帰りください。ここからは大丈夫ですね?」
「はい、大丈夫です。あ、葛城さんこれ、バレンタインなんでチョコレートを」
「え?イギリス式は男性から女性じゃないのですか??笑」
「今日は日本式のバレンタインです。笑 スタッフのみなさんと召し上がってください。」
そんな一瞬の粋な配慮にポカンとしてしまいました。
料理家さんというのは、食を絡めながらなんてユーモラスでストーリーのある行動や言葉を生み出すのか。
非常に面白い後味を覚えたのは言うまでも無かった。
株式会社OCEAN'S 葛城 嘉紀