Nadia株式会社 代表取締役社長CEO。
プロのレシピサイト「Nadia」、料理家及び料理研究家のマネジメント「Nadia Management」を運営しています。
アマチュアキックボクサー。ゴールドジム。食と料理と格闘技をこよなく愛する経営者です。

■Nadia
「写真がきれい」「つくりやすい」「美味しい」3拍子揃ったお料理や「食」「料理」に関する記事を配信しています。
https://oceans-nadia.com/

■Nadia Management
料理家、料理研究家、料理教室講師、管理栄養士が所属しています。
https://nadia-artists.com/

先日、今年結婚した女性社員とそのご結婚相手と3人で会食をさせていただきました。
創業以来OCEAN'Sに在籍している社員が結婚した時、(ご本人たちが嫌でなければ)こういった機会をつくってゆっくりお話しする時間を設けています。
ゲストの2人にはお値段問わず何でも好きなモノをご馳走するのが通例となっています。

ご本人たちの話をきいたり僕の結婚生活の話をしたり。
ビジネス以外の話が中心なのですが、一つだけお相手の方にお伝えしていることがあります。
当社は社員には仕事もバリバリこなして欲しいと思っていますが、家庭も大事にして欲しいと考えていること。
無理をさせたいと思っているわけではなく、家庭と仕事を両立させて、よい精神状態で日常生活を送ることができることを目指していること。
時には頑張るタイミングがあり、猛烈に仕事をすることも大切だと考えていますが、それだけではない。要はバランスを大切にしたいと考えていること。
家庭のためにも職場環境整備も努力します。
そんなことをお伝えします。

逆を返せば、お相手の方にはその社員が健やかに過ごせるよう、業務に取り組むことができるようにご家庭サイドはお願いしますね。
ということも、要求はしていませんが示唆してしまっているのかもしれません。

その人の幸せは仕事だけでも家庭だけでも成り立つことが出来ず、会社もパートナーもその人のために努力する必要があるのだと思います。
双方が協力しあうこと。
会社と家庭が適度な距離感で信頼関係がある状態はその働く人にとって快適な環境をもたらすのだと思います。
自分自身数多くの失敗や経験を繰り返しており、反省を繰り返し...働く人が幸せそうに恒久的にベストパフォーマンスを出すことは何なのかを自問自答した現在の考えなのですが。


OCEAN'Sの前身の会社が今月から11期目に突入し、経営者としては丸10年以上が経過しました。
仕事と家庭。
社会と個人。
市場と家計。
人の幸せにそれぞれがどう関わってくるのかを考えて経営していかねばならぬと感じています。


今日の一善:スマホを弄るときに立ち止まった。

毎朝、前日にNadia内にどんなレシピが掲載され、ユーザーさんからどんなコメントがついているのかを全てチェックしています。
Nadiaのレシピにつくコメントには全くといっていいほどネガティブなコメントがつきません。
つくってみた感想、作り方や代替食材の質問がほとんど。
Nadia Artistの想いのこもったコンテンツに対して、ユーザーさんが呼応してくれているのだと理解しています。

今朝、コメントをチェックしていると、Nadia ArtistのYuuさんのレシピに対して以下のようなコメントが付いていました。

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これを作った日、3歳の息子が何度もおかわりしてくれて完食。翌日「お芋のは?」と言われて、全部食べてもうないよーと言うと怒って大泣きしだして「お芋の!お芋のが食べたいー!」と。笑また作るからね!となだめると「お芋のが美味しかったから食べたかったの〜」と。笑息子が泣いてまでおかずを欲しがったのは初めてでした!簡単&美味しいレシピ、ありがとうございます♡


レシピURL:https://oceans-nadia.com/user/22780/recipe/197317
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思わず泣いてしまいそうに...
こちらのユーザーさんやお子さんはお会いしたこともどこに住んでいらっしゃるかもわかりませんが、自分たちの仕事が誰かの役に立っていて、それを実感することができる環境が幸せだなと思うのです。

自分自身「誰かのために」というテーマを持って生きています。
大げさかもしれませんが誰かの役にたっていると感じることは働いていく・生きていく大きなモチベーションになります。
2020年はコロナの影響で色々なことがあり、暗くなるニュースも多いのですが自分たちの仕事が誰かのプラスになっていると思うと、もっと成長を加速させていかなければと思う日々です。
何事も相手あってのことなので。

今日の一善:妻にビアードパパのシュークリームを買って帰った。(小躍りしていた)






よく有名人・著名人などの「会社を辞めて独立したら周りから人が居なくなった」「肩書きがなくなると周りの人が手のひらを返した」「調子が悪くなると人が離れていった」というエピソードから、その中でも自分は折れること無く努力し、今の成功を勝ち取った的な美談展開をよく聞きます。
その手の話にはいつも疑問を感じます。

もし上述の話があるのであれば、つまりそれまでの自分の行いが自分に返ってきただけであり、離れて行った人が悪いわけではなく、周りは離れていくチャンスを伺っていたのかもしれません。
周りの人の行動は自分自身の鏡。
それまでの自分自身に問題があったのかもしれません。
その肩書きの中で自分は横柄な態度をとっていたのかもしれませんし、調子の良い時に羽目を外していたのかもしれません。

果たして周りの人が悪いのでしょうか。
自分が原因を生み出しているのでしょうか。

一方で仕事を変えたり、肩書きを捨てたりするとこういう事態に遭遇するので成長や気づきのポイントになるかもしれませんね。
病める時も、健やかなる時も変わらず隣人を大切に過ごしていきたいものです。
自戒の念を込めて。


今日の一善:全社員と話した。















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